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東洋医学から見た血液

健康診断では特に異常が認められないのに、体がだるい、疲れやす、手足が冷えて辛い、頭痛やめまいが時々ある、食欲がない、眠れないといった不調を訴えることはありませんか?このところ仕事が忙しかったとか、気のせいだろうと我慢して放置してしまう人は少なくありません。東洋医学では、そういう状態を「未病」と呼び、放置し続けると重大な病気になってしまう可能性があります。病気にならないために、未病の状態のうちに対処しておくことが重要となります。

原因は様々ですが、血液の状態によってこのような体の不調を引き起こしていることが古くから知られています。体質的な観点から見れば、大きく分けて血液が滞っている「瘀血タイプ」と血液が足りない「虚血タイプ」に分かれます。それでは、それぞれのタイプ別に自分がどのタイプなのかをまず知って頂き、それぞれの対処法をご紹介致します。

瘀血タイプ

このタイプは、血液の循環そのものが悪く、血液がスムースに流れないことが原因しています。動脈硬化など、血管そのものが固くなっていたり、血液中の悪玉コレルテロールが多い、高血糖などが原因で起こっていると考えられています。東洋医学では、舌の状態を見てどのタイプかを簡単に判断することができるのです。このタイプは、舌の表面が黒ずんでいて、一部紫がかって見えることがあります。下の裏側の2本の静脈が、透き通って紫色に見えます。このタイプによくある症状としては、頭痛、生理痛、肩凝り、肌のシミ・黒ずみ、傷が治りにくいという症状があげられます。?血を放置しておくと、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫、高血圧症、胆石、尿路結石、発疹などの病気に発展していく恐れがあります。対処法としては、生姜・にんにく・玉ねぎ・青魚や、トマト・なすなどの緑黄色野菜を温めて摂るということを心がけて下さい。また、東洋医学ではストレスを感じることが血を滞らせる、つまり「気」のエネルギーが「血」を動かす原動力になっていると考えられています。適度な運動やストレッチ、半身浴などで体を温めることも効果的です。漢方薬としては、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、加味逍遥散、桃核承気湯、温経湯などがお勧めです。漢方薬には西洋薬のような即効性がない薬が多いため、少なくとも1か月は続けて服用するということを押さえておいて下さい。

虚血タイプ

このタイプは、血液そのものの絶対量が不足したり、血液の質があまり良くないタイプです。脱水などによる血管収縮運動の機能低下が起こり、末梢血管への血液供給不足や、鉄分不足による血中ヘモグロビン低下などが原因と考えられています。このタイプの舌は、全体的に白っぽく、舌苔があるのが特徴です。このタイプによくある症状としては、顔色が悪い、肌荒れ、足がつる、動悸、めまい、眠りが浅く、イライラ・不安感などの精神症状も現れます。虚血を放置しておくと、風邪を引きやすく、アレルギー疾患、胃腸障害などを引き起こし易く、重症になれば、虚血性心疾患、虚血性大腸炎、虚血性脳血管障害などの重大な病気に繋がる危険性もあります。対処法としては、鉄分の豊富なレバー、赤身の肉、貝類、魚、大豆、海藻類を摂るということを心がけて下さい。また、血液は夜眠っている時に作られますので、十分な睡眠を取ることも重要です。日中は適度な運動を日課とするようにして、就寝前は部屋をできるだけ暗くして、テレビやパソコンなども控え、リラックスした状態でベッドに入るようにして下さい。漢方薬としては、婦宝当帰膠、補中益気湯、十全大補湯などがお勧めです。

まとめ

「瘀血タイプ」「虚血タイプ」のいずれにおいても、東洋医学の効果としては即効性はありませんが、自分にあった漢方薬に巡り合えれば、1~2か月で「なんとなく調子がいいなあ!」と効果が出始め、1年以上継続することで「あまり不調を感じることは少なくなった」という、文字通り「実感」することが出来ます。あっさりと諦めず、焦らず気長に向き合って行くということが成功への近道かもしれません。

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